Volcanic Technology

Volcanic Technology

VOLCANIC BASALT LAMINATION

Volcanic Technologyとは、HeliumやLFTに使用されている従来のグラスファイバークロスの代わリに火山岩の一種である玄武岩(げんぶがん)を溶解し、射出・紡糸したBasalt(バサルト)繊維という不燃性の天然素材を原材料とするクロスを用いたFirewireの最新構造です。
SDGs(持続可能な開発目標)に配慮した素材としても世界が注目するこの『バサルト繊維』の製造には、破砕・洗浄された玄武岩を1500℃で溶かす必要があり、それを射出・紡糸することで繊維のフィラメント(短繊維、霞球のフィラメント等)が完成します。更に、そのフィラメントを長い幹繊維に切断する工程を経てサーフボードラミネーション用のクロス繊維に編みこまれます。
Volcanic Technology
『バサルト繊維』の強度と重量についてはカーボンと同様の特性を持っており、その繊維は天然の有機原料で作られることから、バイオ樹脂と組み合わされることによって従来のグラスファイバークロスを使用するよりも、優れた分解性のECO代替素材としての機能を果たしています。
さらに、カーボン繊維やアラミド繊維と比べて使用温度範囲が-269℃~+650℃と広く、耐酸化性、耐放射線性、圧縮強度が高いことや、耐衝撃性・剪断強度に優れているなど多くの特徴があります。高温に耐えることができるため、航空宇宙産業ではロケットやジェットエンジンの製造にも多用されています。
また、この繊維の弾性(フレックス性能)は、従来のカーボン繊維よりも高く、ボードがより柔軟になり足元で自然な感触を得ることができます。

『バサルト繊維』はFRP(繊維強化樹脂)の中でもサーフボードの構造上の要素としても全く新しいのものであり、従来のグラスファイバーに似た化学的構成でありながら強度はより優れており、またグラスファイバーとは異なりアルカリや酸、塩分に対して強い抵抗力を持つというサーフボード製造に適した性質があります。

 

VOLCANIC BASALT / REPREVE LAMINATION

RPV(Repreve)とは、海に漂着したペットボトル(プラスチックボトル)から作られた世界をリードするリサイクルファイバーです。FirewireはRPVをVolcanicテクノロジーに融合し、優れた強度・フレックス性能の構築を行いました。さらに、このイノベーションは私たちにとって大切な海にペットボトルが漂い続けるのを防ぐことにも繋がります。